ドローンを安全に飛ばすためにはDIPSへの機体登録は欠かせません。新しく機体を追加したい方にとって、手続きや入力項目、リモートIDの設定など、わかりにくい部分が多く存在します。この記事ではドローンに精通した視点で、DIPSでの機体追加方法をわかりやすく解説するとともに、迷いやすいポイントも具体例を交えながら整理します。これを読めば、手続きの流れがはっきり理解できます。
目次
ドローン DIPS 機体追加 方法の基本ステップ
DIPSで機体を追加登録するには、いくつかの基本ステップがあります。まずアカウントを作成し、本人確認を済ませ、機体情報・使用者情報を入力して申請、その後手数料を納めて登録記号を取得します。さらに、登録記号を機体に表示し、リモートIDの書き込みまたはインポートを行う必要があります。これらはすべてオンラインで完結可能で、最新情報に基づいた正しい流れです。
アカウント作成と本人確認
まずDIPS(無人航空機登録システム)でアカウントを作成します。本人確認はマイナンバーカード、運転免許証など複数の方法があり、選ぶ方法によって少し手順が変わります。オンライン上で顔認証や書類アップロードが要求される場合もあります。本人確認完了前には申請が進められないので、事前準備が重要です。
機体情報の入力項目
機体追加申請時には「製造者名」「型式名」「製造番号」「最大離陸重量」「寸法」「改造の有無」「リモートID機器の有無」など具体的な情報を入力します。もし製造者名・型式名がリストにない場合は「自作またはその他」の区分を選び、必要事項を詳細に入力します。正確な情報を記入することが審査通過の鍵です。
使用者情報と所有者情報の整合性
所有者情報と使用者情報は同一人物であることが多いですが、異なる場合は正しく入力する必要があります。使用者として登録する人が実際に操縦するケースなどを想定し、両者の住所や氏名の記入ミスを避けることが重要です。不一致があると承認が遅れる可能性があります。
新規登録申請後の手続きと手数料納付
機体追加申請を提出した後、審査と手数料納付のステップが続きます。承認までの期間や納付可能な支払い方法、メール通知の確認方法など、各段階で注意しておくべき点がいくつかあります。これを理解しておくことでスムーズに登録完了へ進めます。
申請状況の確認とメール通知
申請後、到達確認のメールが登録したメールアドレスに送られてきます。また、後日審査結果や手数料納付の案内メールも届きます。メールが届かない場合に備えて、迷惑メールフォルダを確認するか、DIPSシステム内で申請状況を確認できる画面を活用しましょう。
手数料の種類と支払い方法
手数料は本人確認方法や申請する機体の台数によって変動します。オンライン申請か郵送申請か、マイナンバーカード利用か方式によって異なるため、申請前にシステム内で表示される金額を確認することが大切です。支払い方法はクレジットカード、ネットバンキング、ペイジー対応ATMなどが利用可能です。
審査期間と登録記号の発行
申請が正しく受理されると、審査が行われ登録記号が発行されます。通常、申請内容に誤りがなければ数日以内に番号が交付されます。この登録記号を受け取ってはじめて機体を公式に登録されたとみなされます。
DIPS APPでのリモートID書き込みと機体一覧操作
登録記号を取得しただけでは飛行するために十分ではありません。リモートIDに登録記号を書き込むか、メーカーアプリでインポートする必要があります。さらにDIPS APPで機体一覧の管理や発信情報の確認も大切な工程です。
リモートIDとは何か
リモートIDとは、飛行中の機体が誰のものであるかを電波で発信する識別機能です。機体登録により発行された登録記号を機体や外付けリモートID機器に書き込むことで、法律的に識別可能な状態になります。これがないと飛行できない地域や条件が存在するため、必ず設定する必要があります。
DIPS APPを使った書き込み手順
DIPS APPでは「所有機体詳細」画面から該当する機体を選び、「リモートID書込」または「削除」の操作が可能です。外付け機器または機体本体に接続可能な状態にしてから行います。書き込み操作の際にはBluetoothやWi-Fi、位置情報の設定が必要となる場合があります。
発信情報の確認と表示義務
書き込みが正しく行われているかを確認するには、DIPS APPで「発信情報の確認」ができます。表示がない場合は書き込みミスや機器側の設定異常が考えられます。また登録記号は機体本体に表示する必要があり、文字の大きさや位置について法律で定められた基準を満たすように表示しておくことが求められます。
よくある迷いやすいポイントと対策
機体追加登録の際には、何がわからないかも多くあります。入力項目の選び方や証明書の種類、改造の判断など、小さな誤りで申請が拒否されたり審査が長引いたりします。ここでは特に注意すべきポイントとその対策を具体的に整理します。
製造者名・型式名がリストにない場合
もしプルダウンの中に該当する製造者や型式が見つからない場合、「自作した機体・その他」を選択し、自分で文字入力で詳細を記入します。製造番号も同様に製造者から情報を受け取るか、外箱や本体に記載されている番号を正確に写します。このあたりで誤記があると登録記号取得までに時間がかかります。
改造の定義と許容改造の扱い
改造の有無を判断する際には、メーカーが許容していない改造かどうかが重要です。改造とは、性能や外観に影響を与える変更を指し、許容されていなければ改造機体として扱われます。自分で判断が難しい場合はメーカーに問い合わせの上、証明書があるか確認しましょう。
本人確認方式の選び方の影響
本人確認方式によって、必要になる書類や手数料額、審査時間が変わります。マイナンバーカードを使った方式は比較的手間も料金も少ないケースが多いためおすすめです。運転免許証方式や郵送方式を選ぶ場合は、書類の準備や書類郵送にかかる時間を先に考えておくとよいです。
特殊ケース:譲渡・抹消・更新などの手続き
追加登録の他にも、登録後に機体を譲渡したり、変更するケースがあります。それぞれに応じた手続きがDIPS上で定められており、要件を理解し実行する必要があります。こちらを押さえておかないと義務を果たせなかったり、違反になる可能性があります。
機体の譲渡時の注意点
機体を第三者に譲渡する場合、まずは登録記号を保持するリモートID情報をDIPS APPまたは登録システム側で削除する必要があります。その後相手に所有権を移した上で、新しい所有者による登録申請をして登録記号を移行または再取得することが義務です。
登録の更新と有効期限
登録記号の有効期限が設定されており、期限を迎える前に更新申請をする必要があります。DIPSシステム上で所有機体一覧から対象機体を選択し、更新の申請を行います。更新にあたっても本人確認や入力項目の見直しが求められます。
登録抹消・所有者の変更
機体をもう使わない場合や完全に手放す場合は登録を抹消する手続きが可能です。また、企業や組織で所有者を変更する場合も正式な変更申請を行います。これにより責任の所在を明確にできます。
複数機体を追加する人の効率的な申請方法
複数台のドローンを所有しており、それらを一度に追加したい場合の手間を減らすコツがあります。同時申請や共通する情報の準備、情報入力の工夫など、効率化できるポイントを解説します。
一括申請のメリットと制限
DIPSでは所有者が同じ複数の機体を一度に登録申請できる機能があります。オンライン申請で複数台を同時に申請すれば手数料軽減の対象となる場合もあります。ただし一括申請できる最大台数や同時入力可能な情報には制限があるため、対象となる機体がすべて条件を満たしているか事前に確認しておくことが必要です。
共通データの準備と活用
所有者情報や住所・電話番号などは共通する内容を事前にまとめておくことで入力時間を短縮できます。また、機体情報の型式や寸法、重さなどもカタログや仕様書から正確に取り出して一覧表を作ることで間違いを減らせます。特に製造番号や寸法などは一度に複数台を申請するときに揃えておくと便利です。
よくあるミスとその避け方
複数機を申請する際に、同じシリアル番号を入力したり、型式を誤認するミスが発生します。また、所有者と使用者の情報を機体ごとに誤って入力することもあります。提出前に一覧で内容をチェックし、間違いがないか複数回確認することでこれらのミスを予防できます。
まとめ
DIPSでのドローンの機体追加登録は、正しく準備を行えばスムーズに進む手続きです。アカウントと本人確認、機体情報・使用者情報の入力、手数料納付、登録記号取得、リモートID書込みなどの各ステップを押さえておけば迷うことは減ります。特に入力項目の選び方や改造の扱い、表示義務などは見落としがちなので注意が必要です。
複数機体を登録する方は一括申請機能や共通データの準備で効率化が可能です。譲渡・抹消・所有者変更などの特殊なケースもDIPS上で定義されているため、状況に応じて正しい手続きを選びましょう。
機体登録をしっかり済ませて、安心してドローンを飛ばしましょう。
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