ドローンの飛行許可申請をDIPSで行う際、操縦者を追加する必要があるケースが多くあります。誰が、どの機体で、どの条件下で飛ばすかを正しく登録しなければ、申請が通らなかったり、法令違反になったりすることもあります。本記事では、操縦者情報を登録・追加するための最新の手順と注意点を、初心者にも分かりやすく丁寧に整理しています。これを読めば、DIPSにおける操縦者追加方法が確実に理解できます。
ドローン DIPS 操縦者追加 方法:まず押さえる基本項目
DIPSで操縦者を追加する場合、まず必要になるのは基本的な登録情報です。氏名、住所、連絡先などの個人情報だけでなく、飛行経験や技能証明の有無など、申請における信頼性を判断する要素も求められます。これらの入力項目を準備しておくことで、手続きがスムーズになります。
特に覚えておきたいのは「操縦者情報の登録・変更」画面での入力項目です。住所や技能認証、飛行実績、飛行可能な機体の紐付けなど、多岐にわたります。これらを怠ると操縦者の追加ができないケースがあるため注意が必要です。
インプットする個人情報
氏名やフリガナ、住所、電話番号、メールアドレスなど、本人確認に必要な情報を入力します。住所は都道府県・市区町村・番地まで正確に。飛行実績を後に問われるため、誤りのないように記入することが大切です。
これらは申請時だけでなく、登録情報を変更した場合にも反映させる必要があります。変更後に古い情報のままで申請をすると審査不十分とされる可能性があります。
技能証明・講習団体などの資格情報
操縦者が国家資格や民間技能証明を持っているかどうかを入力します。技能証明番号、発行団体、発行日などを正確に。講習団体コードが必要な場合もあり、技能証明なしでも「操縦者の基準の適合性」を入力する形式がある最新仕様です。
なお、民間技能認証の項目のうち、利用状況により入力不要な場合があるものが削除されているケースもあるため、画面上の指示をよく確認してください。
飛行実績と飛行可能な機体の紐付け
操縦者として十分に安全に飛ばせるかを評価するため、総飛行時間、夜間飛行、目視外飛行、物件投下などの経験を入力します。これによって、どの機体を飛行可能機体として登録できるかが決まります。
飛行可能な機体はあらかじめ機体情報で登録されたものから選び、操縦者に紐付けます。機体選択画面で該当する機体を選択し「機体追加」を押すことで紐付けられます。
操縦者追加の実際の手順:申請書作成時の操作フロー
具体的に「操縦者追加」が必要になるのは、飛行許可・承認申請の際の申請書作成画面です。操作マニュアルや画面遷移を理解しておくことで、どこでどのボタンを押せばよいかが明確になります。
この章では、申請書の作成時に操縦者を追加する手順を、順番に追って説明します。
操縦者情報の登録・変更メニューを開く
DIPS2.0のトップ画面から、まず「操作メニュー」の中の「操縦者情報の登録・変更」を選択します。この画面から、新規操縦者の登録や既存操縦者情報の修正を行うことができます。
資格証明の入力や飛行実績の登録、基準・追加基準への適合性入力もここで行います。変更や登録が必要な操縦者全員に対してこの操作が要ります。
申請画面での操縦者選択と追加操作
申請書の作成画面に移ると、操縦者選択のプルダウンが表示されます。過去に登録した操縦者がリストに出ますので、追加したい操縦者を選び、「操縦者追加」ボタンを押します。
この操作で、その操縦者が今回の飛行申請に含まれるようになります。もしリストに操縦者が表示されない場合、先に前述の操縦者情報登録がされていないことが考えられます。
追加基準等の入力が求められるケース
申請内容によっては追加基準の適合性を入力する必要があります。例えば夜間飛行、目視外飛行、物件投下などの特別な飛行形態が含まれている場合です。
「追加基準等」ボタンから該当項目を選び、必要事項を記入します。プロペラガード装備や飛行マニュアルの添付など、安全対策として求められる要求がある場合もあるので、画面の案内に従って準備してください。
注意すべきポイント:トラブル防止のためのチェックリスト
操縦者を追加する際、多くの人が見落としがちな部分があります。これらを事前に確認しておけば申請後の差し戻しや却下を防げます。以下の注意点は非常に重要です。
特に飛行実績や技能証明の有無、機体の紐付け、申請変更時の手続きなどは細かく確認することが不可欠です。
飛行実績の確認:十分な時間と正しい種類
操縦者追加には、機体種類別に一定の飛行時間が求められることがあります。業務用途などの場合、総飛行時間が10時間以上という基準が設定されていることがあります。
また夜間飛行や目視外飛行経験が必要な飛行申請では、それぞれの経験時間の入力が必要です。経験時間の記録が曖昧だと拒否されることがあります。
技能証明や講習団体情報に誤りがないか
技能証明を持っている操縦者は、その番号や発行団体名、発行日を正確に入力します。もし技能証明なしの場合は、「操縦者の基準の適合性」を入力します。
以前は民間技能認証の入力項目があったものの、最新の仕様では不要となった項目もあり、画面上の指示に従うことが大切です。
機体登録と操縦者の紐付けの整合性
操縦者を追加する前に、対象の機体が「無人航空機情報の登録・変更」で登録されている必要があります。機体の登録が未了だと申請書での操縦者追加でその機体が選べません。
また、機体の情報(重量や型式、リモートIDの有無など)が正しく登録されているかを確認しましょう。入力ミスがあると申請書作成時にエラーになります。
申請書の「変更申請」での扱い
すでに許可が発行された申請について、後から操縦者を追加したい場合は「変更申請」を使います。申請書の作成(変更)メニューから、操縦者追加・機体追加が可能です。
ただし申請日時や提出先など、変更できない項目もあります。申請後期の変更が必要な場合は、どこまで修正が可能かあらかじめ確認しておきましょう。
よくある質問とエラー対応策
申請時に遭遇しやすい疑問点やエラーをあらかじめ理解しておくと、手続きがスムーズになります。ここでは実際に報告されているトラブル例とその対策を整理しています。
操縦者がプルダウンに表示されない原因
プルダウンで操縦者が選べないときは、まずその操縦者がDIPSに登録済みかどうかを確認してください。登録が未実施の場合は「操縦者情報の登録・変更」画面で新規登録する必要があります。
また登録済みでも資格情報や飛行実績などの入力が足りないと表示されないケースがあります。追加基準の入力漏れがないか確認しましょう。
「追加基準等」の入力要求が突然出る場合
申請内容によっては追加基準への適合性を求められます。夜間飛行や目視外飛行、物件投下などの特定の飛行様式が含まれているときが該当します。
画面上で赤い表示や警告が出ていたら、追加基準を入力する必要があります。対応策として、飛行マニュアルや安全対策の資料をあらかじめ用意しておくことが有効です。
技能証明なしで申請できるケース
技能証明を持っていない操縦者でも、「基準の適合性」が確認できる場合は申請可能なケースがあります。つまり技能証明書そのものではなく、実績や安全対策の入力で基準を満たすという形です。
ただしこの構成は最新仕様に基づいており、以前とは入力項目が変わっていることがありますので、常に申請画面の内容を確認してください。
申請後の情報変更の注意点
申請が完了した後で操縦者や機体に関する情報を変更したい場合、「変更申請」を使う必要があります。変更申請であれば、操縦者追加や機体追加を行うことが可能です。
ただし、飛行日時や申請先など、法令上変更できない要素もあるので、どこが変更可能かを明確に理解しておくことが重要です。
まとめ
DIPSでの操縦者追加方法は、正しい登録情報の入力と申請書作成時の操作がカギです。氏名・住所・技能証明・飛行実績・機体の紐付けなどが揃っていれば、申請の手続きはスムーズに進みます。異なる飛行形態や基準によって追加基準が求められる場面もあるため、画面の指示に従って準備しておくことが大切です。
申請後に変更や追加が必要な場合は「変更申請」メニューを活用しましょう。機体や操縦者の追加は可能ですが、飛行日時や提出先などは変更できない場合があるので、早めに確認することが望ましいです。安全第一で、透明性と正確性を持って申請を行えば、トラブルを避けられます。
コメント